【オシリス文庫通信】『えっ、転移失敗!? ……成功?』作者・ほーち先生ロングインタビュー!

【オシリス文庫通信】『えっ、転移失敗!? ……成功?』作者・ほーち先生ロングインタビュー!

2018/09/21 18:00

手軽に読める濃厚エロティックデジタルレーベル
オシリス文庫通信第4回!

 今月の『オシリス文庫通信』は、オシリス文庫の看板タイトル『えっ、転移失敗!? ……成功?』の作者・ほーち氏へのロングインタビューを掲載! 小説家として、ほーちと平尾正和の名義を使い分け、さらにSiberian Newspaperというバンドでドラムを担当するなど、異色の作家として活動するその魅力に迫ったぞ! またTGSmartで掲載中の第1巻のまるごと公開もぜひご堪能あれ! さらに今月は、オシリス文庫の新シリーズ『ハーレム! ちっちゃな魔王の淫らな後宮』の第1巻お試し読み増量版も連載開始! 身体はちっちゃいけどアソコは絶倫な魔王の美女喰いストーリーは必見の価値あり!
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●【連載小説第1回】『 ハーレム! ちっちゃな魔王の淫らな後宮(1)』
 

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『えっ、転移失敗!? ……成功?』作者
ほーち氏インタビュー

えっ、転移失敗!? ……成功?(7) (オシリス文庫)

――小説を書こうと思われたきっかけ、そしてノクターンノベルズに投稿された理由を教えてください。
 元々は音楽をやっていたのですが、バンドが活動休止して、そのあと仕事でもいろいろあり、ゲーム会社でシナリオライターをやっている弟に「仕事くれ」ともちかけたところ「なろうで書籍化して出直してこい」といわれて書き始めたのがきっかけですね。で、いざ書き始めたところでポイントが取れず「エロのほうが書籍化しやすいんじゃね?」という安易な考えからノクターン向けに書いた作品が幸運にも人気が出たので、本腰を入れて書き始めました。
――弟さんの一言がなければ、作家・ほーちは生まれなかったのですね(笑)。続いては、投稿小説を書くうえで重要だと思う要素はありますか?

 とりあえず『なろう』で書き始める前に年間ランキングの上から始めて四半期、月間と上位作品読みまくりましたね。たぶん200~300作品は読んだと思います。最初は勉強のため、と思って読み始めたのですが思いのほか面白い作品が多くて、途中からは普通に楽しんで読んでましたけどw でもそこでがっつり読んだおかげで、どう書けばいいのか、みたいな感触がぼんやりとですが掴めたような気がします。
――気をつける点は?

 1話あたりの長さですかね。自分が読む場合もなんですが、ウェブ小説は隙間時間に読む人が多いらしいので、5分以内で読めるようには気を使ってます。
文字数にして2000~5000くらいですかね。ただ、エロシーンはサラッと読まれても困るのでちょっと長めに書くこともあります。
――ノクターンでは、読者さんからご意見をいただくこともあるとお聞きました。

 読者さんからの指摘に関しては、自分の知識がないところの指摘はありがたく受け入れますね。例えば『転移失敗』のミリタリー関連知識とか。でも無視するところは無視します。表現に関しては、会話文と地の文のバランスなんかは気をつけてますかね。適度な間隔で会話文が来るとか、会話文を続けすぎないとか。例えば会話文が続きそうなら、ちょっとした仕草や情景描写を間に挟むとかしてます。
――物語を作るうえで意識されていることはありますか?

 できるだけ読みやすい文章を心がけてますが、基本的には勢いで書くことが多いですね。あと"書きたい物"ではなく"読まれる作品"を書くこと。といっても、嫌々書いてるわけじゃないです。ウケるジャンルやテンプレなんていうのは、本当に多種多様ですから、その中で自分が楽しくかけそうなものを選んで、あとはテンプレを自分のフィールドに持ってくる、みたいな感じでしょうか。「こういう作品を俺が書くなら、設定はこうしてキャラはこうして……」みたいなことを考えて楽しい奴を書いてるので、世間で言われているような"自分を殺してただ売れるためだけに書く"みたいな意識はないです。売れることはもちろん意識してますけど。
――ご自身でまずは楽しむというのはとても重要な気がしますね。ちなみに影響を受けた作品などありますか?

 安能務先生の中国史ものですかね。重厚な歴史小説なはずなのに、会話メインでテンポよく進むところが好きで、そこまで意識しているわけではないですが、知らず影響は受けていそうです。あと戦闘シーンは北方謙三先生の水滸伝あたりに影響を受けていそうですね。
――性描写のこだわりは?

 一般的に不快な行為は描かないようにしています。基本的に合意の上でノーマルなプレイというのがモットーですね。例えば『転移失敗』の実里のレイプシーンなんかは地の文でサラッと流してますし。たまにお仕置きシーン的なものもありますけど、必要に迫られなければ避けます。あと未成年者の性描写もしないようにしています。たとえ異世界で成人の定義が異なっていても、18歳未満の性描写はナシです。物語上必要なら、やはり地の文でさらっと流します。
――小説家とバンドマンふたつの活動をする良い点は?

 利点として一番大きいのは、バンドのファンの人が読んでくれるというところではないかと。とくに『なろう』で書き始めて最初の読者を掴むのって凄く大変だと思うんですが、その点は助かりました。あと自分で言うのもなんですが、活動休止から数年経って客観的に見られるようになって、改めてSiberian Newspaperというのは本当にいいバンドだと実感しているんですよね。いい作品もたくさん作っているし、ライブなんかもっといいですし。でもそんなに売れなかった。「いいものを作るだけじゃダメ」というのを実感したうえで、小説家としての一歩を踏み出せたのは大きいと思います。前の設問でも答えましたが、僕の場合書籍化前提で書き始めましたので、こだわり的なところをドライに考えられるのは強みなんじゃないかなと。ただ勘違いしないでいただきたいのは、「いいものを作るだけじゃダメ」というのは、"いいものを作る"のは大前提で、プラスアルファ戦略なり戦術なりが必要ということです。
――では苦労された点は?

 単純に時間がないw 執筆の時間と演奏の時間が必要ですからね。ライブと締め切りが被ると大変で「今週中にここまでしあげときたいけど、週末ライブやから練習しとかんと! ああっ書く時間っ……!」というのは結構あります。
――平尾正和名義で『アラフォーおっさん異世界へ!!』シリーズも手掛けてらっしゃいますが、ペンネームを変えた意図は? またペンネームの違いによる表現の変化などありますか?

 ペンネームを変えたのはバンドのメンバーに気を使ったからなんですね。音楽業界で結構大きな仕事をしてるメンバーもいたので、変な影響があったらいやだなと。で、オシリス文庫さんからデビューが決まったときに打ち明けたら「別にいいんじゃない?」とまったく気にされなかったというw 「だったら最初から本名にしときゃよかったよ!」と思ったのですが、すでにほーち名義でデビューした後だったので、そのままいくことにしました。なので、とくにペンネームで意識を変えたりというのはないですね。一般小説のほうにアダルト表現が浸食することがあって、慌てて訂正したりというのはありますけど。


――オシリス文庫版の『転移失敗』は、ノクターン版では登場しないキャラクター・花梨の活躍も注目点ですが、花梨を登場させた理由はなんでしょうか?

 ご存じの通りオシリス文庫さんは健全な一般レーベルなので、風俗での本番行為はできれば避けてほしいとお願いされまして……。最初3回のエッチシーンが風俗なんですが、お店ではルールに則って、そのあとプライベートでホテルに行って本番、というのを提案されたのですが、正直そのパターン1回でお腹いっぱいじゃないかなと思ったんですね。だったらプライベートでセックスできるヒロインを出して残り2回のエッチシーンを拾ってやろうということで、花梨が生まれました。
――オシリス文庫版のみの登場ということで、後々物語上齟齬などでないのでしょうか?

 ノクターン版は花梨があとから入ることを前提に、彼女の席を空けて書いてます。なのでそこまで大きな齟齬は出ないと思います。あと、自分に恋愛小説は絶対書けないだろうなと思っていたのですが、花梨と陽一の絡みは結構恋愛描写が多くて「俺、恋愛もいけるんちゃう?」と新たな発見をくれたキャラクターでもあります。花梨というヒロインを生み出せたことは自分にとって非常に大きなことじゃないかなと思っています。
――『転移失敗』の5巻では、現代に舞い戻って“女神”に与えられた能力を使いギャンブルの聖地で荒稼ぎをしたり、また現代兵器に対して異能力を使って大立ち回り。さらに6巻では手に入れた現代兵器を使って異世界で大暴れと、これまでにない表現が作品世界をさらに広げた印象を受けました。このあたり発想の着眼点はどこにありましたか? またそもそもなんでギャンブルの聖地を舞台にされたのでしょうか。

 実は元々『転移失敗』は『なろう』向けに書いていた未発表の中編が元になってまして、当初は日本と異世界を行ったり来たりするのではなく、本当に転移失敗する話だったんです。王道スキルを使って日本で悠々自適な生活を送る、というテーマで、とりあえず【言語理解】【無限収納】【鑑定】【帰還(転移)】スキルの設定だけを決めました。で、犯罪に頼らずこれらのスキルを使ってお金を稼ぐにはどうすればいいか? というので最初に思いついたのが麻雀だったんですね。【鑑定】で相手の持ち牌や山に積まれた牌がわかれば無双できるんじゃないかと思ったんですが、僕自身そこまで麻雀に詳しくないので、他の物にしようと。でも麻雀まで思いついたらそこからポーカーやバカラにたどり着くのはすぐだったので、じゃあギャンブルの聖地に行こう、そのための資金作りはスクラッチでいいや、みたいな。5巻のエド登場シーンはあれ、8割がなろう版のプロローグなんです。なので、あのシーンを書いたときは「やっと出せた……!」という感じでした。
――そういう裏話が(笑)。さて、この9月に『転移失敗』7巻が発売されましたが、見どころを教えてください。

 7巻はなんと言っても実里と義弟文也との姉弟対決ですね。陽一と出会って強くなった実里のお姉ちゃん無双と、彼女を助けるために全力を尽くす仲間たちの活躍が見どころです。さらに7巻には星川姉弟編だけでなく、新キャラクター登場の錬金鍛冶師サム・スミス編も収録されております。たしか4巻あたりから名前だけ出ていた、噂のキャラクターがついにベールを脱ぎますので、そちらもお楽しみに!
――ぜひ多くの方に読んでほしいですね! ちなみに『転移失敗』は、ノクターンノベルズで完結を迎えてませんが、完結までの道筋はすでに出来上がっているのでしょうか。

 終わり方は決めていて、そこまでのプロセスもある程度決まっています。現在(9月上旬)ノクターン版では1巻以来登場していない、東堂洋一くんの過去編に突入しております。彼が今後物語にどう絡んでくるのか、楽しみにしておいてください。それ以降の展開ですが、詳しく話せませんのでヒントだけ。まず6巻に登場した魔人ラファエロ。彼の存在と、そして名前、陽一が彼に感じた違和感、管理人さんが言った因果律なんかはかなり重要です。あと7巻に登場した実里の義弟文也。彼が何をしたのか、というのも今後の展開に深く関わってきますので、7巻はしっかり読んでくださいね!
――ファンにはたまらない貴重な情報ありがとうございます! それでは最後に一言お願いします。

 ノクターンノベルズに掲載しておりました、ほーち名義の処女作『聖騎士に生まれ変わった俺は異世界再生のため子作りに励む』が完結し、最終2巻が9/20に発売されましたので、そちらも合わせてよろしくお願いします。また平尾正和名義ですと、長らく活動休止していたSiberian Newspaperが再始動します。10/7神戸ジーベックホールでの『エストニア音楽祭』を皮切りに、翌週10/14には神戸チキンジョージにて復活ワンマンライブを行います。自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃカッコいいバンドなので、お近くの方は是非お越しくださいませ! 執筆活動では、小説家になろうにて『異世界ピアノ工房』という、異世界に迷い込んだピアノ職人の奮闘を描いた新作を始めております。『青雲を駆ける』の肥前文俊先生が企画された第三回書き出し祭りにて1位を獲得した自信作ですので、あらすじだけでも読んでいただけると嬉しいです。そして、『転移失敗』も大詰めにさしかかっておりますので、最後までお見逃しないよう、よろしくお願いします! 長いインタビューに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

『えっ、転移失敗!? ……成功?(7)』絶賛発売中!

えっ、転移失敗!? ……成功?(7) (オシリス文庫)

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 死後、管理者に王道スキルを与えられいざ異世界へ!と思いきや転移した先は元の世界!? 異世界と現代を行き来してハーレム生活を満喫する、オシリス文庫看板作品もついに第7巻が発売! 異世界での銃火器×魔術のコラボが魅力の中編も収録した期待作!

えっ、転移失敗!? ……成功?(7) 
レーベル:オシリス文庫
発売日:発売中


オシリス文庫9月の最新刊情報

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  9月は『えっ、転移失敗!? ……成功?』7巻の他、こちらもオシリス文庫のヒット作である人気の古書店ハーレム物語『路地裏古書店 淫乱堂』3巻がリリース! さらに魔王の息子でありながら、料理や裁縫を極めた女子力あふれる童顔のユアンが、とあるキッカケで性の本能に目覚め、美女お姉さまたちを喰いまくる、ちっちゃな魔王の淫らなハーレム生活を描いた傑作が、一挙2冊同時発売! さらに今回『ハーレム! ちっちゃな魔王の淫らな後宮』の第1巻試し読み増量版をTGSmartで連載中! 愛するものを守るため、たくさんの綺麗なお姉さまを手篭めしていく、魔王・ユアンの性活動をぜひご一読あれ!


オシリス文庫・編集Kこぼれ話

 7巻の新キャラ・サマンサのデザインは「タンクトップ&ズボン&ファンタジー風鍛冶師でよろー(大意)」とアバウトにお願いしたのですがsarakiさんが華やかにアレンジしてくれました。ズボンのバージョンもいただいたのですが最終的にタイツ版を採用してほーち先生にもばりばり加筆いただいてます。キャラデザからの加筆修正が多いのもこのシリーズの特徴ですね。

次回更新(10/21予定)は、ノクターンノベルズで大人気の某有名シリーズの先生が登場するかも!? 乞うご期待!

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