【新シリーズ開幕記念】【1巻丸ごと無料連載第3回】『アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1)』

【新シリーズ開幕記念】【1巻丸ごと無料連載第3回】『アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1)』

2019/07/14 18:01

「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」で
700万PV突破の姫巫女調教ファンタジー 第1巻まるごと無料公開第3回!

 触手チ○ポで無垢な姫巫女はじめ魅力的な美女を喘がせまくるオシリス文庫の人気作『アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする』 新シリーズ『アヴァロンの迷宮 可憐な美姫たちが僕の媚薬精液をおねだりする話』が開幕するのを記念して第1巻を丸ごと無料連載しちゃいます

アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1) (オシリス文庫)

アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1)
著者:アールグレイ /イラスト:黒野菜

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 アレクシスの初めてのアヴァロン攻略はさんざんなものだった。
 ただでさえ慣れないガーディアンという役割。
 魔物が出るたびに、徹底的に壁に徹しよというフランシスカの指示が飛ぶ。

「そこ! 右!!」

「左から来ます!!」

「取り逃さないでよ、ウスノロ!!」

「まったく、役立たずなんだから!」

 1匹でも魔物を後方へ抜けさせてしまえば、このような暴言の嵐が降り注ぐ。
 とはいえ、取り逃した魔物はひととおりフランシスカが斬り殺しているためいまのところ被害らしい被害は出ていない。
 だが、さすがにアレクシスとてマゾではない。こうも言われ放題であると腹のひとつも立ってしまう。
 しかしグッと我慢した。
 いまはとにかく、この頑固者のお姫様の信用をまずは勝ち得なければどうにもならないのだ……。
 それでも戦闘を2度、3度、4度、5度と重ねるうちに徐々に要領を得てくるようになる。
 元よりアレクシスは武に関しては天賦《てんぷ》の才を持っている。元の戦闘スタイルとはまったく違うといえど、ガーディアンだって前衛職。適応しやすいものだった。
 バキン!
 とうとう音を立てて大盾が砕け散ったときには、すでにアレクシスは10匹のうち8匹は確実に止められるようになっていた。

「はあ、はあ、はあ」

 それでも消耗が激しくアレクシスは肩で息をしていた。
 そのとき、あと1匹残っていたアレクシスのほうへ飛びかかってくる。

「チッ……!」

 アレクシスは右手に握りしめていたブロードソードを振るうと、魔物を胴から両断していた。
 パッと散るように黒い煙となって魔物は瞬く間に霧散する。いまの攻撃によって魔物が消滅したのだ。

(俺の股間の魔物もこうやって霧散してくれたら……)

 一瞬そう思いかけ、いかんいかんと首を横に振った。
 万が一、元の一物ごと霧散してしまったらどうするつもりだ? いっておくが、去勢するつもりはまだまだない。
 しかしそれにしても疲労困憊《ひろうこんぱい》だった。
 とうとうアレクシスはその場にどかりと座り込むと、ゼエゼエと息を上げる。

「もう疲れたの? ウスノロ」

 フランシスカが冷ややかな眼差しとともに見下ろすようにして話しかけてきた。

「……うるせえ」

 余裕がない余り、思わずアレクシスは素の返事を返してしまう。

「なっ……」

 カチンとくるフランシスカに「姫様」と横から話しかけたのはファティマである。

「そろそろこのへんで許して差し上げればいかがです? この者もどうやら、まじめに奮闘している様子ですし……初めての立ち回りにしてはたいしたものかと」

 ファティマの言葉に続くように、「うむ」と頷《うなず》いたのはロレンソだった。

「確かに、目を見張るような筋を持っている。殺しちまうには惜しい人材じゃないですか?」

「うん。私も、認めてもいいと思いますよ?」

 続いてサラまでもがあどけなく愛らしい声でフランシスカに伝える。

「…………」

 フランシスカは仏頂面で沈黙していた。
 しばらく間が空いたが、結局、フランシスカが下した決断はこれだった。

「……今日のところは引き返しましょう。ファティマ、ほかのチームを招集なさい」

「はい」

 ファティマは頷くと魔法の詠唱を始めていた。
 そして手に持った杖を振るうと、「声紋転送《トランスミッション》!」と唱える。
 その後、急に無音で口パクを始めるようになったファティマは、どうやら魔法を使って音声を別の場所へ転送している様子だった。
 間もなく別行動を取っていたふたつのチームが合流する。
 第1チームと異なり、それぞれのチームはほとんどの人物がやられてしまったようで、集まったのはわずか3名だった。
 フランシスカはボロボロになった彼らの姿を一瞥《いちべつ》もしないまま、胸もとのほうへ手を滑らせる。
 鎧の隙間から引っぱり出したのは、青白い輝きを放つペンダントだった。

「では、脱出いたします。半径2メートル以内に集合して」

 簡潔にフランシスカが話すうちに、ペンダントが輝きを強め、彼女が言ったとおりの範囲をふわっと光のサークルが囲い込むようになる。
 サークルは座り込んでいたアレクシスも囲い込んだため、アレクシスは目を丸くしながらきょろきょろとしていた。
 次の瞬間、フッとその場から全員の姿がかき消えた。

* * *

 アヴァロンから帰還した。
 気づけばアレクシスはほかのメンバーと一緒に、最初に飛び込んだ漆黒の前にいた。

「……これってもしかして、古魔導師の遺産《アーティファクト》……?」

 アレクシスの疑問に、「答える義理はありません」とフランシスカは応じた。

「それよりも、今日の攻略は以上です。……明日もダンジョンへ潜りますから、今日は身を休めなさい。あと、アレク・レイン!」

 フランシスカはアレクシスを睨みつけていた。

「お前はあとで私のもとへ来るように。新しい大盾を渡します」

「……わかりました」とアレクシスは頷いていた。

* * *

 フランシスカは言葉どおり、指令室へ訪れたアレクシスに大盾を渡してきた。
 それは今日使ったヒビだらけの物と違い、正真正銘新品の大盾だった。

「ありがとうございます」

 そう言ってアレクシスが受け取ると、フランシスカが睨みつけてきた。

「……私は、まだお前を許したわけではありません」

「わかっています」

 アレクシスは頷いたがすぐに言葉を続けた。

「……しかし、私情は謹んでいただきたい」

「どういう意味です?」

「言葉どおり。これは遊びではない。命がかかっている。そればかりか、世界がかかっていることです」

「お前には関係ない。だいたいこれは、サグラードの問題です」

「いいや、違う」

 アレクシスはキッパリと言っていた。
 フランシスカが不快そうな眼差しを向けてくる。
 そんなフランシスカにひるんだ様子を見せないままアレクシスは告げる。

「多くのクランガル兵が噛んでいる以上、クランガルの問題でもあります」

「……あの大勢の役立たずがなんですって?」

 フランシスカは笑みを見せたが、それはあからさまな嫌悪感に満ちている。
 それは本来可憐であるはずのフランシスカを冷たい印象へと変えている。もったいない。とアレクシスは思うが、それについては口にしなかった。

「アヴァロンが生み出す漆黒は広がっている」

 アレクシスのそれは図星を突いていたため、フランシスカは黙り込んでいた。

「……そうである以上、遊んでなどいられないんですよ、姫巫女様」

 アレクシスはじっと彼女が持つアメジスト色の瞳を見据えていた。
 そうされるのは初めてなのか、フランシスカが一瞬たじろいだ様子を見せる。

「……その呼び名で呼ばれたのはひさしい」

 ポソッとフランシスカがそのようにつぶやいた。
 そんなフランシスカにアレクシスは恭《うやうや》しく礼をすると、「では、失礼」と言い残してこの場を立ち去っていた。

「……なに、あいつ」

 フランシスカはつぶやいていた。
 ああやって貴族式の礼を上手にする兵士なんて初めて見た。と思った。

「なんなの、あいつ。変態のくせに……」

 フランシスカは憮然とした表情を浮かべていた。

* * *

 アレクシスが指令室から出て廊下を歩いていると、向こうから歩み寄ってくる姿があった。ファティマだった。
 ファティマはアレクシスを見つけると、ローブをはたはたとなびかせ、胸もとをたゆたゆと揺らしながら、足早に歩み寄ってきた。
 友好的な行動とは裏腹の無表情で、「アレク・レイン」とファティマが話しかけてくる。

「大盾を貰ったのか? ……ああ、それが新しい大盾か」

 ファティマはアレクシスが持っている盾を見回したあと、ホッとした様子を見せる。

「ちゃんと姫様は頑丈な物を渡してくれたんだな。よかった……」

「ファティマさん」とアレクシスは口を開く。

「姫様っていつもあんな調子なんですか?」

「驚いたか?」

 小さく微笑を浮かべるファティマのほうがよほど驚きだとアレクシスは思ったが、口にはしなかった。

「姫巫女様のときのイメージとだいぶ違うなと思って」

「ああ……」

 頷いたファティマはどこか寂しげな表情を浮かべていた。

「本来の姫様は……心やさしくて穏やかな方だ。まあ、元から少しきまじめすぎるきらいはあったが……でも、あんなふうに乱暴な態度を取るような方ではなかった」

 ふう、とため息をつくファティマの態度がすべてを物語っている。
 いまのフランシスカはクランガル人不信をすっかりこじらせてしまっているのだろう。

「その、なんていうか……すみません」

 思わずアレクシスが言うと、「なぜあなたが言う?」と言ってファティマが笑う。

「あなたは悪くない。あなたはまじめなクランガル人だ。それは私だけじゃない。今日あなたとチームを組んだほかの者たち――サラも、ロレンソも、そう感じているはず。それに……きっと、姫様も」

「……そうでしょうか?」

 疑問を口にすると、コクッとファティマは頷いて肯定する。

「どうか長い目で見て差し上げてほしい。姫様は心の整理が追いついていない。なにしろ、親も兄弟も国すらも失った。その挙げ句、砦に来てからも……――」

 ファティマは言いかけ、「……いや、いまのは気にしないでほしい」と言って首を横に振った。

「とにかく、明日からもよろしく」

 ファティマが片手を差し出してきた。その、すらっとした白い手を目にしてアレクシスは一瞬躊躇《ちゅうちょ》するが、すぐに手を取っていた。

「……よろしくお願いします、ファティマさん」

「……そうだ、私のことはファティマでいい」

 そう言ってファティマは笑うと、「もう仲間だから」と話すのだった。




 翌日からもアヴァロン攻略は続けられる。
 フランシスカはあいかわらず辛辣な態度をアレクシスに対して取ったが、ほかの仲間たちはアレクシスを要所要所でフォローしてくれたり、サポートしてくれたり、友好的な態度を見せた。
 そんな仲間たちの行動に対し、フランシスカは不満そうな面持ちは浮かべたものの、口を出そうとはしなかった。
 しかし、なんとかチームとしてかたちが整うようになったおかげか、これまでよりもずっとダンジョンの深部へ進むことができるようになったのだ。
 とうとう5層目に降りたとき、第1チームはこれまでの地形とは違う、だだっ広いひとつの部屋のような空間にたどり着いていた。

「なんだ、ここは……?」

 そうつぶやいたのはロレンソだった。
 そのほかのメンバーも、警戒した様子できょろきょろとあたりを見回す。
 そのとき、どこからともなくグオオオォォォ――……という、地を這うような音が聞こえる。

「な、なにっ……!?」

 あわてて姿勢を低くして背中のメイスに手を伸ばしたのはサラである。
 フランシスカは無言で腰の剣を引き抜き、ロレンソは弓を手に取り、ファティマは杖をギュッと握りしめ、アレクシスもまた大盾を身構える。

「アレク・レイン」

 小声でフランシスカが言う。
 アレクシスは頷《うなず》くと、一同の前へ歩み出ていた。
 次の瞬間。
 グオオオォォォッ!!
 騒音とともに吹き荒れたのは突風である。

「みんな、俺のうしろに!!」

 アレクシスは大盾を前に置くと腰を低くして踏んばっていた。
 アレクシスに言われるがままほかの4人は後方に身を潜める。
 突風がやんだと思うと、部屋の向こうからバッと飛び出してきたひとつの巨大な影――。
 それは魔物だった。
 これまで見たこともないような巨大な体格をした、一つ目の黒狼。
 それがグオオと嘶《いなな》くと、身をひるがえしこちらに向かって飛びかかってきた!
 ガンッ!
 重々しい音が響く。
 アレクシスはなんとか大盾で魔物の一撃を受け止めていた。
 しかしこれまでとは比較にならないほど重厚な威力である。

「切り替え《スイッチ》します!」

 フランシスカが叫んだ。
 アレクシスは狼の脳天を大盾で押し返すと後方へと飛び下がる。
 それと入れ替わるようにしてフランシスカが剣を構えて飛び出してきた。

「ハアッ!!」

 フランシスカが大きく剣を振るうと、刃状の衝撃波《ソニックブーム》が魔物に襲いかかる!
 その刃はスパッと魔物の右耳を切り裂き、「ギャアアァァッ!!」と魔物が悲鳴を上げた。

「通るッ……! みんな、参りますよ!」

 フランシスカの声に応じるようにしてロレンソが弓を引き、ファティマが杖を振るった。
 右からは矢が飛び、左からは火球が魔物目がけて飛んでいく。

「ガウウゥゥッ!!」
 魔物は大きく体を震わせたあと、再びあの、グオオオォォ! という声で嘶いた。
 すると、魔物を中心にブワッと突風が吹き荒れる。

「うおっ!」「きゃっ!?」

 大盾のうしろに控えていなかったせいで、フランシスカとロレンソのふたりが吹き飛んだかと思うと壁にしたたかに背を打ちつけていた。

「姫様、ロレンソ君!!」

 そう叫んだのは、幸いにもアレクシスの後方にいたおかげで無事だったふたりのうちサラのほうである。

「待ってて、いま回復魔法をかけるから!」

 サラはメイスの先端をガンと床に置くと、目を閉じてぶつぶつと詠唱を始めていた。

「アレク、守れ!」

 ファティマの声に、「わかってる!」とアレクシスは応じる。
 そのあいだにも魔物は飛びかかってきて、一撃、二撃と前足の太い爪によるパンチを繰り出してきた。
 それらをなんとか受け止めているうち、ファティマもまた詠唱を完成させる。

「雷光《サンダーボルト》!!」

 ファティマが杖を振り上げると、ズガンズガンとふたつの稲光が次々と魔物の頭上へと叩き込まれる。
 魔物がふらついている隙にアレクシスは飛び出していた。

「はっ!!」

 ドガッ! と、力任せに大盾を脳天に叩き込む。
 魔物がさらにクラクラとしている隙に片手に握りしめた剣を振り払う。

「せいッ!!」

 ズバッと、アレクシスの切りつけた剣が魔物の眉間に切り傷を作る。
 そうするうちにサラが回復魔法の詠唱を完成させたようで、「ヒーリング!」と叫んでいた。
 パーッとフランシスカとロレンソそれぞれの体を薄緑色の光が淡く包み込む。
 なんとか動けるようになったフランシスカはすぐに剣を持って飛び出すと、「スイッチ!」と叫んでいた。

「了解!」

 アレクシスが飛び退くと、あらためてフランシスカは剣を振り払っていた。
 ヒュッ!! と大きく孤を描いた剣が衝撃波を発生させ、それはまっすぐにうずくまっていた魔物の体の中心線をとらえていた。
 バクリと真っぷたつに分かたれた魔物の肉体を見て、フランシスカは大きく息を吐き出す。

「やった……!?」

 その瞬間だった。
 魔物の半身がクワッと目を見開いたかと思うと、「ガッ」と口を開けるなり分厚い牙を幾本も飛ばしてきたのだ。

「ッ……!?」

 目を見開くフランシスカの目の前にバッと身をひるがえしたのはアレクシスである。
 アレクシスは大盾を構えると、ガンッガン、ガン!! と飛んできたすべての牙を盾で受け止めていた。
 すると、余りの衝撃だったのか、バキッと盾が砕け落ちる。
 砕け落ちた盾の先では、魔物がしゅうしゅうと音を立てて黒い煙となって霧散していた。

「あ……はあっ……」

 フランシスカは無事だったことを自覚すると、腰が抜けたかのようにしてへなへなとその場に座り込んでいた。

* * *

 今回、巨大な魔物を討伐したことによって、広がりを見せていたアヴァロンの生み出す漆黒の範囲がやや狭まったようだった。

「お手柄ですね」

 そう言ったファティマに対し、フランシスカは沈黙を返す。
 ここは指令室――フランシスカはファティマほか3人のサグラード人と話し合っていた。

「アレクがいなければ姫様は死んでいたところだった。これはさすがに、いい加減、彼を評価せねばいけません」

 ファティマの言い分はもっともだった。

「そうね、でも……」

 いつまでも視線を漂わせるフランシスカの態度を見て、「まったく、姫様ったら!」といよいよ叫んだのはサラだった。

「いつまで子供じみた態度を取ってるんですか!?」

「なっ……」

 絶句するフランシスカ。
 これでは、どちらのほうが子供かわかったものではない。

「ちゃんとアレク君のこと、評価してあげないとかわいそうですよー?」

 腕組みをするサラに対し、フランシスカはがっくりと肩を落とす。

「そうね、それはわかるのだけれど……」

「まったく。姫様はなにを意固地になっているのか……」

 ため息をついているのはロレンソである。
 この3人の家臣、自身の姫君に対して言いたい放題である。
 じつのところ、普段のフランシスカはこんな調子である。
 クランガル人を相手にさえしなければ、比較的聞き分けのよい姫君なのだ。
 それは姫というよりも巫女という側面を重視した教育が施される、サグラード王族の特徴でもあるのかもしれないが……。
 それでもグダグダとやっていると、指令室に訪問者が訪れた。
 それはクランガル王国から訪れた伝令だった。

「フランシスカ姫! 此度《こたび》の成果を受け、クランガル王より伝達事項を承って参りました!」

 ピシッと敬礼する伝令に対し、フランシスカは「うかがいましょう」と応じる。

「ははっ!」

 伝令は手に持っていた封書を破ると王からの手紙を読み上げていた。
『フランシスカ・アリアス・サグラード公に告ぐ!
 此度 《こたび》の成果はたいへんな僥倖《ぎょうこう》である! これも貴女らの日々の賜物《たまもの》、そして我が国が派兵した新兵アレク・レインがもたらしたものであろう!
 ついては、アレク・レインあらためアレクシス・シェリダン・クランガル第6王子を新たな隊長として、そちらのローカ砦に配属させたい!
 姫巫女の身には荷が重いことは今回の件で重々わかったであろう! 今後は副隊長として、アレクシスとともにアヴァロン攻略に取り組んでいただきたい!』

「「えええええぇぇぇぇ――っ!?」」

 この場に全員分の声が響き渡った。

「えっ、嘘。アレクシス・シェリダン・クランガル……第6王子!?」

 フランシスカは動揺を隠せなかった。

「そんな……まさか。アレクは全然王様に似ていないのでは……」

 ファティマはどうしても納得できなかった。

「えっ、どういうこと!? えっ、ええっ!?」

 サラはただひたすらにキョドッていた。

「つまり……どういうことだ?」

 ロレンソが低い声で伝令に問いかける。

「いやあの、つまりですね」

 伝令はしどろもどろ、彼らに伝えていた。

「……アレク・レインという名で入隊した新兵は、じつは、王の命によって身分を伏せ視察に訪れていた第6王子なのです……」

「ふ、ふふ。ふふふふふ……」

 フランシスカが急に笑い出したため、傍《かたわ》らに立っていたファティマはビクッとなっていた。

「……姫様、ご乱心……?」

「……確かに第6王子がいるとはうかがっていたけれど。似ていないとも伺っていたけれど。まさか、あんなに似ていないなんて……」

 フランシスカはブツブツとつぶやいている。

「ああ、どうしよう。嘘。私、目上の国の王族に向かってなんてことしちゃったの。どうしたらいいの。嘘、嘘でしょ……」

 もはやフランシスカは上の空になっている。
 ファティマはそんな姫の代わりに「……コホン」と咳払いすると、伝令に伝えていた。

「えーと……ありがとう、了承したと陛下にはお伝え願いたい」

「はっ!」

 伝令は敬礼すると、この場をあとにする。
 あとに残された一同が一斉に目を向けたのは、呆然自失になっているフランシスカ姫だった。
 

1巻丸ごと無料連載第4回は7月14日18時公開!

●【新シリーズ開幕記念】【1巻丸ごと無料連載第4回】『アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1)』


アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする(1) (オシリス文庫)

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アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする/アヴァロンの迷宮 可憐な美姫たちが僕の媚薬精液をおねだりする話

著者:アールグレイ
イラスト:黒野菜
レーベル:オシリス文庫


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